航空機内での電子機器の使用をより制限する国土交通省の改正告示が1日施行された。「ニンテンドーDS」(任天堂)など通信機能を使うゲームは携帯電話などと同様に計器に影響する可能性があるため、航空各社は独自に使用を控えるよう乗客に求めていた。
改正では、通信ゲームに加え、無線式のパソコンのマウスや迷子防止用のICタグ、無線機能付き腕時計など通信機能付きの機器が、幅広く「常に使用禁止」に。また、離着陸時に限って使用できない機器として、強い電磁波が出る電池式の充電器や、全地球測位システム(GPS)受信機、音声や接触に反応するおもちゃが加わった。
asahi.comより引用
中島みゆきが前作から1年もたたない10月3日に新アルバム「I Love You,答えてくれ」をリリースする。前後して2年ぶりのコンサートツアーもスタート。デビューから30余年、なおヒット曲を生み、老若問わず新たな聴き手をひきつける創造力の源泉はどこにあるのだろう。
「前作が、お疲れさま、と寝かしつける子守歌のようなアルバムなら、今回は、起きて働け~って鼓舞する感じかしらね」
前作「ララバイSINGER」と2枚組みのつもりで作った新作はジャケットからして勇ましい。荒々しい筆文字タイトルの背後には、金びょうぶを前にした懐剣姿の本人。TOKIOに提供した「本日、未熟者」や「サバイバル・ロード」「背広の下のロックンロール」など、力強い調子の曲が並ぶ。歌詞の主人公も、踏ん張って、頑張っているような男たち。初期の「女歌うたい」のイメージが薄まっているようだが……。
「いまの時代を一緒に戦おう、という戦友意識は鮮明に出ているかもしれません。でも、男女ってあまり関係ない。まず人間であろうというところから始めたいから。たとえば転んで痛いところまでは男も女も同じでしょ」。転んだ後、痛みに耐えて立ち上がるか、倒れたままだれかの名を呼び続けるか……。そんなところから歌詞の主体は決まっていくという。
とはいえ、雄々しく感じさせる一因には声質の変化もある。舞台の「夜会」を続けているうち、音域が広がり、3年くらい前に、アルトだと思っていた声質がテノールだとわかった。「実はTOKIOの長瀬智也くんとキーが同じなんです。特に力をこめて歌うと男っぽくなる」
そのTOKIOに提供し前作に収められた「宙船(そらふね)」が高校野球の入場行進曲になったり、「地上の星」が大ヒットしたり、21世紀になっても話題は尽きない。70年代から四つの年代にわたり、シングルチャート1位を獲得した唯一のアーティストでもある。
「でもブームにはなったことはないのね。ブームを作る人は情報感度が良くないとだめだけど私は違う。速さを競うのはとうにあきらめていて、ならば、どう遅くいくかを極めてやれ、と。時代がどんどん進み、人も前のめりに動いていくなか、落とし物がいっぱいあるでしょう。それを拾って歩くのもいいかな、と」
いま何が落ちている?
「生身、かな。携帯電話とか機械がすごいことになっているなかで、生身がちょっと待ってよ、と追いすがってるように見える。しめしめ、こいつを拾って曲を作ってやれって感じかな」
◇全国ツアーは29日から。事務局(048・290・7138)
asahi.comより引用
【ワシントン和田浩明】イラク政府は17日、米国務省の関係者をイラクで護衛している米民間軍事会社「ブラックウォーターUSA」が、バグダッドで民間人8人が死亡し10人以上が負傷した事件に関与したとして、同社に業務停止と国外退去を命令した。国務省は事実関係を調査しているが、ライス米国務長官は同日、マリキ・イラク首相に電話をかけ、犠牲者が出たことに遺憾の意を表明、調査結果を共有すると伝えた。
米メディアによると事件は16日、バグダッド西部のイスラム教スンニ派住民が多いマンスール地区で発生。国務省関係者を乗せた車両の近くで手製爆弾が爆発し、ブラック社の警備担当者が反撃したという。
イラク政府が業務停止・国外退去命令の執行に踏み切れば、米政府関係者の現地での護衛に大きな影響が出ることも予想される。米国務省のマコーマック報道官は17日の定例会見で、事件は「調査中」と説明。犠牲者に弔意を示しつつ「イラクでは外交官の活動が極めて困難な場合があり、活動が可能な環境を実現する必要がある」と語った。
米国はイラクやアフガニスタンで米要人警備任務などを、ブラック社のような民間警備会社に外注するケースが多い。CNNによるとイラクだけで約2万5000人が勤務しているが、警備会社関係者が関与した銃撃事件も多発し、地元住民から批判が出ている。
MSN毎日インタラクティブより引用